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"like echo" 2024




















exhibition statement :
ライク・エコー
小さい頃から歌うことが好きだった。そのなかで合唱と出会い、ひとりで歌うこととは違った、’響きあう’という感覚に出会った。他者と共鳴するとき、わたしはいとも小さくなり、大きなものにいだかれるような心地がした。
みなの声が撚られ、うすく透明な布を丹念に織り上げるように詩がうたわれる時、その響きの先にはいつも広くひらけた場所があった。その時わたしは、海を駆ける風や、異国の草原の匂い、神の御許に射す光さえ、この身のうちに確かに感じることができた。
そしてその場所からは、時折、こだました歌がかえってくる。 わたしはそれらと再び共鳴し、応えるように、あらたな布を織ろうと試みるのである。
"Skin of a Calm Day" 2024













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